ブラックジャックは、カジノのテーブルゲームの中でも人気が高く、世界中のギャンブラーから親しまれているカジノの定番ゲームです。
ブラックジャックには、サイドベットと呼ばれる賭け方が存在します。
サイドベットとは、メインベットとは異なり、プレイヤーが任意で賭けることのできるオプション的なベットです。
本記事では、
- サイドベットの賭け方
- サイドベットの種類
- メリット・デメリット
- サイドベットを用いた戦略
- 期待値と的中確率
などについて解説していきます。
ブラックジャックを始めたばかりの初心者の方にもわかりやすく解説していくので、ぜひ最後までお付き合いください。
ブラックジャックのサイドベットとは
ブラックジャックには、大きく分けて
- メインベット
- サイドベット
の2つの賭け方が存在します。
メインベットは、ブラックジャックに参加するためには、必ず賭けなくてはいけないベットです。
そして、本記事で取り扱うサイドベットは、メインベットと合わせて賭けることのできるオプションの賭け方です。
サイドベットには様々な種類がありますが、的中したらメインベットとサイドベット両方の配当が獲得できるので、大きく勝ちたいという人にはおすすめです。
また、メインベットで負けてしまった場合でも、サイドベットが的中していれば、サイドベット分の配当がもらえるという点も魅力的です。
サイドベットの種類
ブラックジャックのサイドベットには、複数の種類があります。
カジノやテーブルによって、用意されているサイドベットは様々ですが、今回はどこのカジノでも見かける代表的なサイドベットの種類を紹介していきます。
サイドベットの種類 | ルール | 配当 |
---|---|---|
ペア (パーフェクトペア) | 最初に配られた2枚のカードがペアになったら成立。同じ絵柄だと配当が高いなどのルールもある。 | 最大25:1 |
21+3 | 最初に配られた2枚のカードとディーラーのアップカードを合わせた3枚の手札でポーカーの役が成立したら成立。 | 最大100:1 |
インシュランス | ディーラーのアップカードがエースだった際にディーラーがブラックジャックを引くことに賭ける。 | 2:1 |
ラッキー7 | 最初に配られた2枚のカードとヒットした3枚目のカードがすべて7だったら成立 | 最大500:1 |
サイドベットの賭け方
ブラックジャックでは、基本的にメインベットエリアが中心にあり、その左右にサイドベットエリアがあります。
まずは、メインベットエリアにチップを置き、サイドベットを賭けたい場合は、賭けたいサイドベットのエリアに賭けたい額のチップを置けばOKです。
インシュランスの場合は、特殊でディーラーのアップカードがA (エース)だった場合にインシュランスに賭けるか賭けないかの選択肢が画面に表示されます。
賭けたい場合には、賭けるを選択しましょう。
インシュランスの賭け額は、メインベットと同額と決まっているので、金額は指定できません。
ブラックジャックのサイドベットの確率と期待値
「ブラックジャックでサイドベットに賭けるのはやめとけ」という人が多いのは、期待値がマイナスだからです。
ブラックジャックは、胴元つまりカジノ側が有利なゲームです。
サイドベットに賭けていなくてもカジノが勝つゲームだと言われており、サイドベットに賭けてしまうと更に期待値はマイナスになってしまいます。
各サイドベットが成立する確率と期待値がどれくらいマイナスになるかをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
サイドベット名 | 成立確率 | 期待値 |
---|---|---|
ペア(パーフェクトペア) | 約7.5% | -0.5% |
21+3 | 約3.5% | -3% |
インシュランス | 約30% | -1.5% |
ラッキー7 | 約0.5% | -10% |
パーフェクトペアは、比較的良心的なサイドベットなので、たまに賭けるくらいはいいかと思いますが、毎ゲームサイドベットに賭けてしまうとジワジワ負けてきてしまうので、要注意です。
ブラックジャックのサイドベットを用いた必勝法
ブラックジャックのサイドベットは、期待値がマイナスになるため基本的には、おすすめしないと先ほど説明しましたが、例外があります。
それは、カウンティングができる場合です。
カウンティングとは、場に出たカードを把握することでシューに残っているカードを予測するという高等テクニックです。
サイドベットのペアに関しては、カウンティングができれば、的中率がかなり上がります。
熟練者になるとどの数字のカードがまだ出ていないか把握することができるため、出ていない数字のペアに賭ければ、的中しやすいです。
とはいえ、ブラックジャックのカウンティングをマスターするには、かなりの時間と労力が必要ですし、カジノにバレたら出禁になってしまう可能性もあります。
ブラックジャックを始めたばかりの初心者の方は、サイドベットに賭けないというのが得策かも知れないですね。
カウンティングの他にもブラックジャックで勝率を上げるコツは、様々です。
カジノやテーブルによってサイドベットの種類は異なる
ブラックジャックのサイドベットの種類は、カジノやテーブルによって異なります。
基本的にどのカジノでも賭けられるサイドベットは、ペア(パーフェクトペア)です。
次点では、21+3です。このサイドベットに賭けられるも非常に多いです。
ラッキーセブンやバストイットといった少し珍しいサイドベットも存在し、賭けられないカジノが多いです。
ライブカジノで有名なEvolution社の提供するブラックジャックテーブルでも、ペアと21+3にしか賭けられません。
初心者におすすめのサイドベットはペア(パーフェクトペア)
筆者としては、初心者がブラックジャックでサイドベットに賭けることはおすすめしません。
しかし、強いておすすめするのであれば、「パーフェクトペア」です。
先ほど説明した通り、期待値が少しマイナスではありますが、許容範囲の数値であり、最高配当は25倍なので、大きく勝てる可能性も秘めています。
ペアの種類
ペアのサイドベットにも3種類存在し、成立したペアの種類によって配当も異なります。
各ペアの詳細と配当は以下の通りです。
ペアの種類 | 説明 | 配当 |
---|---|---|
パーフェクトペア | 同じ数字と同じマークの2枚のカード | 25:1 |
カラーペア | 同じ数字と同じ色(異なるマーク)の2枚のカード | 12:1 |
ミックスペア | 同じ数字で異なるマークの2枚のカード | 6:1 |
ペアの成立確率はデッキ数によって異なる
また、ペアの成立確率は、使用されているデッキの数によっても異なります。
ペアの種類 | 6デッキの成立確率 | 8デッキの成立確率 |
---|---|---|
パーフェクトペア | 約1.93% | 約1.93% |
カラーペア | 約9.65% | 約10.12% |
ミックスペア | 約19.29% | 約20.24% |
基本的には、8デッキのブラックジャックの方が成立する確率も高いため、サイドベットのペアに賭けたいという人は、8デッキ使用しているテーブルでプレイすることをおすすめします。
サイドベットのメリット・デメリット
サイドベットは、基本的にデメリットが多い賭け方ですが、一応メリットとデメリットの両方が存在します。
それぞれ見ていきましょう。
メリット:
- 高配当が獲得できるチャンスがある
- 射幸性が高くなるため、脳汁が出る
- カウンティングができれば有利になることもある
- 期待値がマイナス
- 余計な支出が増える
メリットとしては、通常のゲームでは獲得できない高配当が獲得できる可能性があるため、射幸性が高くなります。
21+3では、100倍を超える配当を獲得できる場合もあります。
最大のデメリットとしては、期待値がマイナスという点でしょう。
メリットに対して、デメリットが大きいので、よく考えてからサイドベットに賭けるようにしましょう。
ブラックジャックのサイドベット解説 まとめ
本記事では、ブラックジャックのサイドベットについて解説してきました。
サイドベットは、高配当が狙えるのでロマンはありますが、現実的に立ち回るのであれば、期待値がマイナスなので良くないと言えます。
ただ、今後ブラックジャックの練習を本格的にし、カウンティング習得したらサイドベットに賭けるのもいいですね。
カウンティングは精度が命なので、100%に近いカウンティング技術を身につけることをおすすめします。
本記事で解説した内容をまとめたので、おさらいに使ってください。
- サイドベットは、任意で賭けられるオプション
- ブラックジャックのサイドベットは、複数種類ありどれも期待値はマイナス
- サイドベットの賭け方は、サイドベットエリアにチップを置くだけ
- インシュランスの場合は、ディーラーのアップカードがAの場合に賭けるを選択する
- カウンティングをマスターすればサイドベットも有利になることがある
本記事の内容を踏まえた上で今後実践してみてください。
それでは。
ブラックジャックのサイドベットに関するよくある質問
ここからは、ブラックジャックのサイドベットに関するよくある質問に回答していきます。